製作までの軌跡
市比野温泉まで
天然アルカリ温泉水「薩摩の奇蹟」いちひの工場は、
鹿児島県北部に位置にあり鹿児島市内から車で50分程の場所にあります。
鹿児島中央駅から国道3号線を北上し、県道328号線に入るとほどなく「八重山連山」が見えてきます。
鹿児島市と薩摩川内市の境界に位置し、県内でも珍しいループ橋のある「入来峠」(標高400m)の頂上に差し掛かると、天気の良い日は眼下に鹿児島市内、桜島、金峰山を見ることができます。
入来峠を下ると左側に春には桜が辺り一面に咲き乱れる清浦ダムが見えてきます。
ダムを過ぎのどかな入来の田園地帯を抜け、
県道42号線に入り10分程車を走らせると市比野のシンボルでもある丸い山「丸山」が見えてきます。
今から55万年前に形成された溶岩ドームの山で、山頂南側斜面には柱状節理が見られ、太古の昔丸山が噴火した際に噴出した溶岩石が川などに残っています。
市比野のシンボル「丸山」 手前に見えるのが「市比野温泉郷」
露天風呂計画
露天風呂プロジェクトと名打ったのは2017年。
この地に移り住んだのは今から30数年前。
ウナギや鯉の養殖をする為に、温泉を掘りました。
当時は水道もなく、飲料水、料理、お風呂、洗濯、トイレもすべて温泉水。
現在は水道が繋がりましたが、今でもほぼ温泉水を使用。
そんなところに様々な方が遊びに来られるのですが、その際は少し大きめのお風呂でおもてなし。
皆さん喜んで帰られておりました。が、やはり家庭のお風呂はちょっと入りにくい・・・
「露天風呂を作りたい」という話が長年、出ては消えを繰り返しておりましたが、
遂に気の合う仲間たちと、地域おこし協力隊の方を巻き込み遂に2017年7月始動することになりました。